あなたの知らないゾウムシの世界 (キモカワ画像注意)
ゾウムシやばい。まじやばい。8 月にその名も「象虫」っていう写真集が出たんですが、その内容がすごすぎたので紹介しますよ…!
- 作者: 小檜山賢二
- 出版社/メーカー: 出版芸術社
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 大型本
- 購入: 32人 クリック: 1,196回
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ゾウムシって?
ゾウムシは体長数ミリ程度の昆虫の一種で、漢字で書くと「象虫」。鼻*1が長いことから、そうした名前になったとか。日本国内はもとより世界中にさまざまな種類がいる。生物のなかでも、もっとも多用な色・形・大きさをしているグループらしい。
著者の小檜山先生は私の大学時代の恩師*2で、もともと NTT 無線システム研究所長で PHS の作ったりしていた方でした。その一方で趣味の昆虫を極めすぎて齢 60 を超えて写真家デビュー、気がつけば写真集まで出版されておりました。
そんな先生が夢中になっているゾウムシ、何がどう多彩かはいくつか写真集の画像からサンプルもらったので以下ご覧くださいー。
ケーキになったゾウムシ(マッシロヒメシロコブゾウムシ)
これまったくの余談ですが、先生が大学を退官されるときのパーティで、このゾウムシをケーキにしてもらいました。
デジタル合成技術「マイクロフォトコラージュ」で全箇所にピント
この写真集、何がすごいかっていうと、ゾウムシそのものの魅力をあますとこなく伝えてるとともに「ゾウムシの全箇所にピントがあっている」というのがほんとすごい。ふつう、これくらい小さい生物になると写真を撮影すると一カ所にしかピントが合わない。でもこの写真集では、標本のさまざまな場所にピントを合わせた写真をデジタル合成して、全部ピントが合うようにしている。この技術をマイクロフォトコラージュっていうんだとか。実物を見たってこんな風には見えない、デジタルだからこその世界観があるわけです。
続きは本でどうぞ!
いやーほんとかわいいですゾウムシ。こんな工芸品のような生物が進化の過程で生まれるなんて、神様ってばセンスあるわー。ここに出てるのはほんの一部で、本ではまだまださまざまな種類のかっちょいいゾウムシたちが紹介されております!
- 作者: 小檜山賢二
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- 小檜山先生の Twitter : http://twitter.com/kohiyama/
- 小檜山先生と熊坂賢次先生によるダブルケンジタグ(超おもしろい!): http://twitter.com/#search?q=%23kenG